本好き*田舎暮らし*育児奮闘中ニ児のママ

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田舎暮らし日常(儚い編)

家の駐車場で、死んでいる蜂がよくいる。

 

 

 

死期が迫っているがまだ動ける蜂は、必死に巣から遠くへ行こうとする。どの蜂も巣から離れた場所へ歩いて行く。あれだけ飛び回っていたのに、触ってみてももう飛べない。ただただ歩いて、ひたすら歩いて、みんなが同じ方向へ歩いている。

 

 

巣で死ぬと自分の死体がゴミになって迷惑をかけるから。

生きている間は、後世の蜂の為に必死に働いて、死に際は自己完結。

どこまで素晴らしいんだよ!と言いたくなるが、蜂からすると、そんなのは自然にインプットされているプログラム通りの行動で、そこに儚いとか格好いいとかいう感情を持ち込む事がおかしいのかもしれない。

 

けど、なんだか眺めてしまう。

自分はどんな生き方(死に方)をするんだろうって思う。

感謝して、自分の小ささを卑下せず、それに絶望せず、自分のできる範囲で人の為になることをして死にたい。