本好き*田舎暮らし*育児奮闘中ニ児のママ

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心配だ

遠野なぎこさんが心配だ。

YouTubeたかまつななチャンネルや街録チャンネルに出演されていたけど、すごく痩せられていた。

 

遠野さんの幼少期を聞くと、子供の頃から母親に殴られ続け、そしてバケツを投げられる。鼻血と涙を落としたら汚いからそのバケツを顔に当てとくように、ってバケツらしい。遠野さんはそれを母親の愛情と思っていた。殴られている時も辛いはずなのに、心のどこかで母親が自分に構ってくれているという嬉しいような感覚が生じるらしい。

 

長女として、子ども時代から下の兄弟のお弁当を作る。女優になりたかったけどなれなかった母親から向けられる嫉妬。虐待。でも家のために稼いで欲しいからと子役業を後押しされる日々。そんなアンビバレントな関わりを受ける子ども時代。

 

遠野さんの摂食障害のはじまりは、ある日太った遠野さんを見た母が、女優なんだから太ってはダメよ。こうやって吐きなさいと教えたことから始まったらしい。

 

遠野さんに、今は虐待されてないんだから頑張りなさいとか、摂食障害だって教えられても続けているのは自分だろ?とか言いますか?私は言わない。人生のはじまりであり、神経や脳の発達、ものの考え方感じ方など様々なものが形成されるとりわけ重要な子ども時代に、本来なら1番大切にしてくれるはずだった人から虐められ続けた人に、自分を大切にする感覚、自分もかけがえのない存在であると言う感覚は簡単には湧きにくいんじゃないだろうか。

 

それでも今、同じような経験のある方や仲間へ、日々頑張っている姿を発信している所に胸が詰まる。どれだけ過酷な環境で過ごしてきたか私にその感覚を分かることはできないけれど、遠野さんに心休まる所で、安心して過ごせる日が来ればいいのにと切に願う。

 

遠野さんはYouTube醜形恐怖症であることも話されていた。自分を醜く思い、未だに鏡で顔を見れない。口元だけ鏡にうつせると言っていた。身体醜形障害ともいうみたい。

 

マウスをつかったストレスを与える系の実験やハーロウのアカゲザルの実験などは、別の生き物の話ではなく人間も同じではないだろうか。子ども時代になるべく安心安全な人に囲まれ、安心安全な環境で、たくさんの愛情をもらいながら育つことが、人間の成長に不可欠なのではないか。

 

子どもは圧倒的に弱者だ。自分で稼いでくることも、食べることもできない。親や養育者がいなければ生きていかれないことを本能的に知っている。そうすれば、どんな環境でも適応しようとする。どんな親でも受け入れる。自然と親の顔色を見る。

実は子どもが自分の機嫌をとっていないか、親のマイナスな感情を子どもに汲み取らせていないか、自分がどういう佇まいで存在すべきなのか自問し続けるべきだと思った。

 

遠野さんに平穏な日々か来ればいいのに…!